2022年度の日本語教育能力検定試験いよいよ、明後日(10月23日)ですね。私は去年受験したのですが、とっても緊張して会場に向かったことを思い出します。ということで、誰の役に立つかは分かりませんが、試験当日の思い出を連ねようと思います。こんな、ドジな人もおるんだなぁと安心材料にはなるかなぁと思います。

 去年と今年の違い、また会場の違いなどあると思うので、試験に関する情報は今年度の公式のものを参考になさってください。あくまで、体験記ということで話半分に読んでもらえると嬉しいです。

目次

当日の朝

 私は近畿会場で受けたのですが、電車の乗り継ぎ・混雑などの余裕をみると、1時間30分前には家を出なくてはならず、朝は結構早かったです。それでも家族には「まぁ、力試しだから。気楽に受けるよ。」と余裕をみせていたので、朝ご飯にはいつもと同じくらい時間をかけ、結局ゆったりと準備をして出た記憶があります。

 ご飯が終わり、前日の夜、やっぱり不安なのでパラパラと読みかえしていた教材をそのまま机に置いておいた教材をとりあえず、全部鞄に突っ込むも、いや、重すぎるなと感じてどうしたものかと四苦八苦。結局Human Academyの完全攻略ガイドを持って行くことに決めたのですが、なんだかんだ、何でも書いてありますし、お守りとしては良かったんじゃないかと思います。

会場へ

 多分ほとんどの人がそうだと思いますが、近畿会場(神戸大学)に向かうには最寄りの駅からバスに乗らないといけません。この知らないところのバスに乗るというのが、私(方向音痴)にとってはかなりの障壁でした。

 普段めったに使わないスマホの位置情報サービスをONにするかOFFにするか迷いながら最寄り駅まで向かいます。すると、最寄り駅に近づくにつれて「あ、この人も受験受けるんだな」という人で電車が一杯になってきました。そして、最寄り駅を降りた後も、みんなバス停の方に向かいます。方向音痴の不安は杞憂に終わりました。

 バス停が見えると、最寄り駅の段階から想像はしてましたが、ほんと信じられないほど多くの人がいました。臨時で何本もバスが走っていたのですが、それでもずーっと長蛇の列が出来てしまっていました。なんとか乗りましたが、正直ぎゅうぎゅうでした。

試験

 意外と早くについたので、持ってきた本を見て復習していました。最初の方は本当に効率よく復習ができていたのですが、試験時間が近づくにつれ、焦ってきて、まともに復習できません、もう最後の方はただペラペラめくっていただけのように思います。(まぁ、みんな、そんなもんですよね)

 試験中は、とにかくこだわり過ぎないことを意識しました。「あ、これやっぱり違うかな、やっぱりこっちかな」みたいに迷っていても、時間を使うばかりですし、その時には分からないことが多いです。なので、そういう不安な問題にはチェックをつけておいて、全部解きおわった後に見返して、検討するようにしました。これはよかったことだと思います。ただ、初めはチェックをつけるだけで、ページを折ったりはしていなかったので、どこにチェックをつけたか探すのがすこし大変でした。

 試験中、「あ、これ直前で見たやつだ~」というラッキーな展開が数回ありました。が、結局記憶が曖昧で答えが分からないものもありました。こういう問題こそちょっと時間をかければ思い出すはずだと考えて時間を使いがちですが(実際、かなり時間を使ってしまいましたが)、今思えば「これは記憶が曖昧だから、どっちかに決めてしまおう」とちゃんと割り切った方がよかったのかなと思います。

 昼ご飯を終えて、試験も終盤にさしかかります。この辺から、急激に疲れてきました。今まで過去問は解いていたのでが、実は1年分丸々続けて解くというのは当日が初めてだったんです。そりゃ、疲れます。ただ後半に近づくにつれ、「もうすぐ、終わる。」というモチベーションが湧いてきて頑張れました。ホントはこんなやっつけ仕事みたいな考え方はよくないんでしょうが、勿論、ベストを尽くそうという前提はあったうえで、もうすぐ終わるというモチベーションはとても支えになりました。

帰宅

 試験が終わって帰宅。正直ここが一番困りました。この記事で一番伝えたい部分はもしかするとここかも知れません。退場は行きとは違い、コロナ対策の分散退場ということもあり、人の流れがまばらだったのです。となると困るのが方向音痴の私です。一体どうやって帰ればいいのやら。ただ、ここで、本当に困ってしまって素直にスマホで道を調べたらよかったのですが、「まぁ、来た道を帰るだけだから大丈夫だろう。」と思い、足を進めてしまったのです。結果下のような失敗を起こすことになります。

  • バスに乗り遅れる
  • 反対側のバス停で待つ
  • 今更、正しいバス停に向かうのも面倒なので、歩いて次のバス停でバスに乗ることにする。
  • 道を間違える。
  • 最寄り駅に向かうバスを見つけるが、近くにバス停がない
  • 結局、歩きで最寄り駅に着いてしまう

ざっと、こんな感じです。ホント自分で書いていて何してるんだこの人と思います。皆さん、道が分からないときは感覚で進まず、スマホで調べるなり、人に聞くなりして道を見つけましょう。道を間違えたときは、進んだ分が勿体ないからとその地点から目的地を目指すのではなく、素直に分かる地点まで戻りましょう。(なんだこのアドバイス)

まとめ

 という訳では、以上が何に役に立つのか分からない日本語教育能力検定受験記でした。これを読んでくださった方の緊張が少しでも解ければいいなと思います。

後日談

 こんなドジ続きで、勉強も十分とは言えなかったので、手応えはなく、「うーんやっぱり、今年は無理だったな。また来年頑張ろう」と思っていたのですが、なんと合格していました。考えてみればこれまでの英検受験とか大学受験も、「よっしゃ、出来たぞ~」という感想を持ったことはなかったので、もともと自信がない性格なのかもしれません。